近代学校教育制度により多くの人々が学校生活を経験し、その中で教師や友人と出会い育ってきた。学校教育には様々な課題や問題があるのも事実であるが、それでも子どもには教育が必要であるし、教育には可能性がある。本書は、前半で社会、家庭、学校の3つの領域から課題を提示、後半はこれらを考え、対応するために必要な教育学の基礎的基本的な知識・言説をまとめる。将来の教師達の課題解決に役立ち、知っておくべき必要な事項を踏まえた好著。教育行政関連のデータを最新のものへ、また道徳の教科化に伴う記述を改訂
目次
第1章 教育をめぐる現代的課題1:社会と子ども
第2章 教育をめぐる現代的課題2:家庭と子ども
第3章 教育をめぐる現代的課題3:学校と子ども
第4章 「教育」を考えるということ
第5章 どのような学力を育てるべきか
第6章 日本の近代学校制度の歩み
第7章 西洋の教育思想の歩み
第8章 教師という存在
第9章 子ども理解
第10章 道徳教育
第11章 子どもの人権と教育
第12章 教育とジェンダー
第13章 特別ニーズ教育
第14章 教育行財政
第15章 学校と地域社会