不登校、いじめ、校内暴力、児童虐待等、複雑化する社会にあって、学校でも問題が山積している。今、教師に求められているものは学問を教え知識を授けるだけでなく、積極的に子どもの人格形成に関わり、子どもや保護者の心に寄りそうことであろう。そのために役立つ知識の一つとしてカウンセリングの基本的態度が挙げられる。教育相談をめぐる現状について最新データを取り入れ、カウンセリング技法の活用も含め、教育相談の理論的背景と実践の両面を学べるよう配慮された好著
目次
第Ⅰ部:教育相談の基礎
第1章:教育相談の意義と役割
第2章:教育相談の計画と連携
第3章:スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカー
第4章:カウンセリングの技法を活かした教師の指導
第5章:保護者への対応の基本
第6章:教師のメンタルヘルスとその対策
第Ⅱ部:教育相談に必要な発達と精神病理の知識
第7章:幼児期・児童期の心理と発達 第8章:中高生の心理と精神病理
第Ⅲ部:子どもの諸問題とその対応(教育相談の実際)
第9章:不登校への対応と予防
第10章:いじめへの対応と予防
第11章:非行への対応と予防
第12章:情報化社会における問題と対応
第13章:児童虐待とその対応
第14章:配慮が必要な子どもの理解と対応
第15章:子育てと家族の問題への対応