保育士・教員のための憲法

内山絵美子/坂田 仰/田中 洋/山田知代 著
本体価格:2400円
ISBN978-4-8429-1857-0
A5判 / 並製 / 240頁 / 2023-12発行

保育や学校教育に携わる者にとってその理解が不可欠な、教育書・保育書としての日本国憲法



幼小中高特別支援学校の区別を問わず、教員免許状を取得する前提として日本国憲法を学ぶことが求められる。 教育基本法、学校教育法、児童福祉法など、すべての法令は憲法を頂点とする法体系の中に位置付けられており、それゆえ保育や学校教育に携わる者は憲法の理解が不可欠である。本書のコンセプトは、教育書、保育書としての日本国憲法という点にある

目次


第1部 人権
第1章 個人の尊重と人一般の権利―子どもの人権―
第2章 人権の享有主体,公共の福祉,新しい人権―人権の制約―
第3章 平等権(法の下の平等)―「合理的な差別」と「不合理な差別」―
第4章 思想・良心の自由,信教の自由―心の中は絶対自由?―
第5章 表現の自由―マスメディア,サイバー空間―
第6章 学問の自由―大学の自治,「先生」の教授の自由―
第7章 社 会 権―生存権と労働基本権―
第8章 教育を受ける権利―障害者,外国人の子ども―
第9章 経済的自由権―職業選択の自由と財産権―
第10章 人身の自由―体罰,少年法―
第2部 統治機構
第11章 国民主権・参政権・請求権―天皇,選挙,裁判を受ける権利―
第12章 権力分立(1)立法権―国会のしくみ―
第13章 権力分立(2)行政権・司法権―内閣と裁判所のしくみ―
第14章 地方自治―住民の意思はどのように反映されるのか―
第15章 平和主義―戦力不保持と自衛隊・日米安保―
補論 憲法とは何か―憲法と公教育―
Questions,Case 解答・解説 日本国憲法