国・地方自治体の財政難や家庭と地域社会の不安定化などもあって、学校教育と子ども・若者の育ちは大きな困難にも直面している。そうした学校と子ども・若者を支えるためには、適切な教育制度が設計され、効果的な教育行政が遂行される必要がある。教育行政・制度をしっかり理解してもらうために、その形成過程と制度理念、その変化と課題も丁寧に紹介し解説、時代の変化を踏まえ、学校教育を中心に幅広く制度やテーマ・領域を取り上げる。これらの意義と課題を共に考えることで学校教育の充実につなげる
目次
第1部 憲法・教育基本法と教育行財政制度
第1章 憲法と教育基本法
第2章 文部科学省と教育政策形成
第3章 教育委員会制度
第4章 教育財政と教職員配置
第5章 教育課程
第2部 公教育制度と学校・教員
第6章 教育を受ける権利と公教育制度
第7章 学校組織と学校経営
第8章 教職員制度と教員の仕事
第9章 学校を支える教職員・施設と専門職協働
第3部 子ども・若者支援と権利保障
第10章 子どもの権利条約と学校の課題
第11章 子どもの成長・発達を支える行政
第12章 進路を拓く若者支援と学校の取り組み
資料・年表