類書には掲載されていない「最前線の知識」とその背景を詳説。それは教育相談で必要な社会的想像力を養ってもらうことを意図する。また、個人面接の技法・事例と同様に、重要性を増している「協働」と機関連携を原理として明確に打ち出す。教育相談の基礎を重視した記述の上に新しい情報を入れて、その情報を活かせる点を特徴とする。学校現場で実践を重ね、勉強を続ける著者達による、子ども支援に携わっている人達の悩みの壁を克服するためのヒントが満載。教育機会確保法の成立や合理的配慮の普及など、従来と異なる対応方法なども補足
目次
Ⅰ部 教育相談総論
1 教育相談の歴史と対象
2 教育相談の方法
3 教育相談と連携
Ⅱ部 教育相談の対象
1 不登校
2 いじめ
3 非行
4 児童虐待
5 発達障害Ⅰ
6 発達障害Ⅱ―保護者と学校の協働のために
7 精神疾患の理解
Ⅲ部 教育相談の方法
1 アセスメント
2 教育相談の基礎理論 3 対応法
Ⅳ部 教育相談の技法
1 箱庭療法
2 アートセラピー
3 プレイセラピー
4 臨床動作法
5 ビジョントレーニング―教育現場における効果
6 ワークショップとインプロ教育
7 ソーシャルスキルトレーニング
8 エンカウンターグループ
9ストレスマネジメント
Ⅴ部 教育相談の実際
1 小学校での取り組み
2 中学校での取り組み
3 高等学校での取り組み
4 特別支援教育における取り組み
5 スクールカウンセラー
6 スクールソーシャルワーカー
Ⅵ部 教育相談と連携
1 保健室(小学校)
2 保健室(中学校
3 学校支援ボランティア
4 精神科クリニック
5 児童相談所
6 児童デイサービス
7 高等専修学校
8 就労支援機関
9 フリースクール
10 教育相談センター(教育相談所)
11 適応指導教室
12 特別支援学校
13 通級指導教室