国家政策のたび重なる変更、親・保護者、国民の教育への関心の移ろいやすさの影響も受け、学校と教職員集団、個々人の教員に課せられた使命は大変重い。しかし、成長発達を続ける子ども・若者を見守り、文化・科学の知的遺産と最新成果を伝え、次代の主権者を育成していく教職者の仕事はやりがいと誇りのある仕事である。教育困難な時代と言われるが、子ども、親、教職員、教育行政管理者と協力・協働すれば乗り越えていける。教職を志望するすべての人へ実際的で有益な知見と、励ましと希望を提供する
目次
序章:教員志望のあなたへ
1章:日本の学校制度と教員の仕事
2章:教員の養成・採用・研修
3章:いま教師の仕事に求められているもの
4章:教科指導と教師
5章:道徳教育と教師
6章:特別活動と教師の仕事
7章:教師の人生と生活指導
8章:進路指導と教師
9章:学び続ける教師
10章:学校の再生と家庭・地域との連携
終章:求める教師像