心理臨床の育み

宮前 理 編著
共著者:沼山 博/久保順也/佐藤 静/布柴靖枝/樋口広思
本体価格:2000円
ISBN978-4-8429-1772-6
A5判 / 並製 / 264頁 / 2020-04発行

教育が教えることに偏りすぎ、「育む」空気が薄くなると子どもたちは心の酸欠状態になってしまう。教育の中に「育み」の観点を通底



東日本大震災以後も自然災害、ウイルスとの闘いなどが続く。人は「悩む」べきことを十分に悩めないとき、心身症状や問題行動が生じる。教育に関わる人が「悩む」ことを通して再生できること、「悩む」ことをシステムとして大切にする教育環境を創造すること、これが「教育」に対する心理臨床の課題であろう。教育が教えることに偏りすぎ、「育む」空気が薄くなると子どもたちは心の酸欠状態になってしまう。教育のなかに「育み」の観点を通底させる理論と実践の書

目次


第1章:生徒指導と生徒理解
第2章:進路指導とキャリアカウンセリング
第3章:生徒指導の実践
第4章:学校と家庭・各種機関の連携
第5章:教育とスクールカウンセリング
第6章:不登校の実態と各種の支援
第7章:「不登校」から学ぶ
第8章:子どもが直面しやすい心身の危機とその援助  第9章:発達障害と学校適応支援
第10章:子どもの心の発達とカウンセリング
第11章:授業に活かすカウンセリング
第12章:学校における緊急支援
第13章:心理療法の理論と実際
第14章:カウンセリングを学ぶための体験学習
第15章:心理アセスメント