豊富な図版を駆使し、心理学の理論を発展経緯に沿って明晰に解き明かした、これまでの心理学の本とは明らかに一線を画する異色作である。心理学の基礎理論から実践的な臨床心理学まで、心理学のすべてが一冊でわかる、心理学理解には欠かせない必読の快著。大学や短大などの授業で使ったテキストでは物足りず、もう少しじっくりと読める心理学の概説書はないかと考えている読者に、まず、手にしていただきたい
目次
序章:心理学とはどのような学問か
第Ⅰ部:心とは何かを問う心理学
第1章:心の科学の成り立ち
第2章:心を行動から考える
第3章:行動を起こす力
第4章:心と認識、思考、そして脳
第5章:人の心が育つ仕組み
第Ⅱ部:心の問題に対応するための心理学
第6章:臨床心理学の成り立ち
第7章:臨床心理学の展開
第8章:心の病と性格の病
第9章:性格とその周辺