財政学と公共経済学はじめの一歩(第3版)

仲林真子 著
本体価格:1700円
ISBN978-4-8429-1833-4
A5判 / 並製 / 164頁 / 2022-04発行

財政学や公共経済学を勉強する「はじめの一歩」の役割を果たす内容を目指して書かれる



政府部門を考慮した経済について勉強する財政学と公共経済学。単純化すると「個人や企業は税金を払い、政府は公共財や公共サービスを提供する」という関係を学ぶのであるが、具体的にはどのようなやり方をすればよいのだろうか。本書で一番に心がけられているのはわかりやすさ。大学の教科書としては省略されていたような初歩知識も盛り込み、1人ひとりわからないことはわかるまで勉強できるよう配慮、なるべく日常の言葉を使い、身近な例をとりあげて説明される。統計資料等を最新のデータに差し替え、SDGsの話も追補し改訂

目次


イントロダクション
第1章:日本経済の現状~歳出と歳入の話
第2章:公共部門の役割1~公共財の話
第3章:公共部門の役割2~外部性の話
第4章:課税~税金の話
第5章:財政政策~乗数とケインズの話
第6章:公債~財政赤字と公債の話
第7章:年金~ご長寿の話
第8章:社会保障の理念~効率性と公平性の話
補論第1章:(ふわっとした)数学~微分と偏微分の話
補論第2章:(ちょっとだけ)ミクロ経済学~効用最大化の話
補論第3章:(ちょっとだけ)マクロ経済学~IS-LM曲線の話
補論第4章:(ちょっと難しい)公共財の際的供給条件の導出
補論第5章:(とっても大切な)SDGsの話