歴史、理論、政策など幅広い分野にわたる財政学を、コンパクトに理解できる入門書として企画。財政は国民の意思に基づいて運営されなければならないという財政民主主義を根本原理としている。社会保障制度の維持、少子高齢社会の進展、経済格差の拡大、国債の大量発行、新型コロナ感染症の流行など、日本を取り巻く環境は厳しい。これら重要課題の解決には財政学の理解が必要で、私達自身が主体的に行動してこれらの課題に取り組まねばならない。本書を学ぶことが、その主体的行動の第一歩となろう
目次
第1章:財政の三大機能
第2章:予算制度
第3章:政府支出の理論と実際
第4章:租税の原則と日本の税制
第5章:日本の公債問題
第6章:社会保障財政
第7章:財政政策の理論
第8章:地方の財政問題