栄養士・管理栄養士を目指す人は、より適した食品を対象者に伝えるため食品の特性や食品の機能性に精通していることが要求される。「食品学」の知識は、生化学や基礎栄養学にも関係し、献立作成や栄養指導など栄養士として土台となる重要な学問分野である。健康な食生活を送るためには、科学的根拠に基づいた基礎的で論理的な知識が必要である。本書を通して食に興味を持ち、普段の食生活に役立てていってもらいたい。それは自分自身の身体とこころについて理解を深めることにもなろう
目次
1章 人間と食品
1:食文化と食生活(食べ物について)/2:食生活と健康/3:食料と環境問題/4:食品の安全性
2章 食品の機能
1:食品の機能について/2:一次機能/3:二次機能(嗜好機能)/4:三次機能
3章 食品表示
1:食品表示の目的および概要/2:JAS規格/3:国際食品規格/4:期限表示/5:成分表示/6:添加物表示/7:アレルギー表示/8:遺伝子組換え表示
4章 食品成分の変化
1:脂質の変化/2:たんぱく質の変化/3:糖質の変化/4:褐変(酵素的褐変・非酵素的褐変)
5章 食品成分表
1:日本食品成分表の目的および性格/2:日本食品標準成分表2020年版(八訂)の内容と特徴