教育政策の課題として「令和の日本型学校教育」が求められ、それを担う教員の在り方が示されようとしている。こうした時代に教職をめざす人は何を学ぶべきか。その問いに答えるのが本書である。教育の公共性は、教育がすべての子どもたちに開かれ、差別なく保障して初めて担保されるものであり、様々な関係者の協働によって営まれる必要がある。目前の子どもたちの背後にある課題を考慮し、子どもたちと向きあい、他の教職員や保護者、地域の人々と課題を共有し、解決に踏み出せる教員を目指してほしい。その思いを共有して執筆されている
目次
第1部 教育原論
第1章 教育の基本的概念/教育の理念
第2章 教育の歴史
第3章 教育の思想
第2部 学校教育
第4章 教職入門
第5章 公教育制度論
第6章 教育課程論
第7章 道徳教育指導論
第8章 総合的な学習の時間と特別活動
第9章 教育方法の技術とICTの理解と活用
第10章 生徒指導と進路指導
特論1 インクルーシブ教育への招待
特論2 校長となって見える学校経営