実験データを基礎にして「心」という抽象的なものの仕組みを解明しようとする心理学の基礎領域、実験心理学。心理学初学者にもそのエッセンスをわかりやすく紹介するため、「実験」の解説には、読者が容易に実験内容を理解できるよう図表を多用、丁寧な解説を付す。また、心理学の基本用語や基礎知識を幅広く網羅し、心理学をしっかりと身につけられるよう工夫が凝らされている。公認心理師試験の基礎領域の勉強に大いに役立つと好評を得ているものをさらにバージョンアップ、充実させ改訂
目次
1章 心理学のプロフィール
- 1.あなたは心理学を誤解していないか? 2.心理学とはどんな学問なのか 3.心理学の歴史
2章 感 覚
- 1.感覚の種類 2.感覚機能の限界とその測定 3.感覚の大きさ 4.順応 5.感覚の対比 6.視覚系の構造と機能 7.色覚(色を見る仕組み)
3章 知 覚
- 1.知覚することへの要求 2.知覚の恒常性 3.知覚的体制化 4.奥行きの知覚
4章 学 習
- 1.心理学における「学習」とは 2.単純な学習 3.初期学習 4.古典的条件づけ 5.オペラント条件づけ 6.条件づけの応用 7.社会的学習
5章 記憶と忘却
- 1.日常生活における記憶の役割 2.記憶の過程と構造 3.感覚記憶とパタン認知 4.短期記憶 5.長期記憶 6.記憶の変容
6章 認 知
- 1.概念 2.言語 3.期待 4.スキーマ(図式)
7章 情緒・動機づけ
- 1.情緒の種類 2.情緒の理論 3.快と行動 4.動機づけの基本概念とホメオスタシス 5.生物学的動機に基づく行動 6.内発的動機 7.フラストレーションと葛藤 8.ストレス
8章 発 達
- 1.遺伝と環境 2.ピアジェの発達段階 3.エリクソンの発達理論 4.老化のしくみ
9章 性 格
- 1.性格とは何だろうか 2.性格の理論