先端・ハイブリッド行政法

田村泰俊/千葉 実/津軽石昭彦 編著
共著者:早川和宏/土田伸也/廣地 毅/山口道昭/吉田 勉
本体価格:4200円
ISBN978-4-8429-1751-1
A5判 / 並製 / 516頁 / 2019-06発行

自治体の意思決定、議会と政策法務、人口減少問題などを加え、読者対象を公務員志望者、自治体実務者とし項目立てや内容変更を行う



2000年『ハイブリッド行政法』発行、それから学習者のニーズに沿って改訂を重ねてきた。今回の改訂では法科大学院志望者から公務員志望者、自治体実務者を主たる読者対象とし項目立てや内容変更を行った。具体的には自治体の意思決定、議会と政策法務に、人口減少問題、災害復興といった最先端の問題も取り入れた。様々な法が関わり中心部分が見えにくい行政法のイメージ作りのための入門書、各講冒頭に対話形式で疑問点を解きほぐす形式はそのままに、誰もが楽しみながら学べる入門書である

目次


ガイダンス講義
第1講:「法律による行政の原理」の再検討
第2講:現代型行政法の原則とアカウンタビリティー
第3講:公文書管理
第4講:行政法令の解釈
第5講:風営適正化法の沿革と組立て
第6講:「政策法務」と条例
第7講:行政立法
第8講:行政計画
第9講:地方自治体と委員会
第10講:行政指導
第11講:行政契約
第12講:ソフトな行政手法(啓発手法・表彰手法・補助金手法・民間活力の利用・事務管理・損害賠償的補助金)
第13講:行政調査
第14講:申請に対する処分
第15講:不利益処分の手続
第16講:行政処分
第17講:行政処分の附款
第18講:職権取消と撤回および行政処分の違法性
第19講:届出手続と行政手法としての意義
第20講:行政の実効性確保手法
第21講:行政の実効性確保と民事的手法
第22講:罰則手法
第23講:行政過程・行政作用から行政救済法への橋わたし
第24講:損失補償
第25講:国家賠償法1条
第26講:国家賠償法2条
第27講:行政不服審査制度
第28講:行政事件訴訟の類型
第29講:取消訴訟の訴訟要件
第30講:取消訴訟の審理
第31講:取消訴訟の終了
第32講: 人口減少社会と行政法
第33講:新地方自治制度
第34講:地方自治の意思決定──その制度と運用
第35講:自治体議会の政策法務
第36講:条例の制定過程
第37講:防災や復興のための法制度
ロー・スクール/予備試験/公務員試験へのガイダンス
判例索引
索引