近代家族のゆらぎと新しい家族のかたち(第2版)

松信ひろみ 編著
共著者:島 直子/品田知美/松田茂樹/安藤 究/菊池真弓/大山治彦/菊地真理/松島 京
本体価格:2500円
ISBN978-4-8429-1679-8
A5判 / 並製 / 268頁 / 2016-04発行

家族とは何か。明確な定義ができないくらいに多様化した現代の家族の実情を、テーマを掲げ社会学的に明らかにする



今から30~40年前は職住分離による夫婦間での性別役割分業、子ども中心の核家族などの特徴をもつ近代家族が多く、家族を定義づけることも難しくはなかった。現代は家族の変容が目覚ましく、家族の基本にある結婚、夫婦関係/親子関係も従来の基準ではとらえきれない。家族に関する新しい動向をテーマとしてとりあげ、理論的な視点を提示、その分析を試み、明確な定義ができないくらいに多様化した現代の家族の実情を社会学的に明らかにする

目次


第1章:社会変動と家族変動
第2章:家族規範と結婚の変容
第3章:家族の生活時間とワーク・ライフ・バランス
第4章:共働き夫婦の家族関係
第5章:子どもの社会化と家族
第6章:現代家族の子育て事情
第7章:ライフコースの変容と「祖父母であること」
第8章:高齢者と地域
第9章:現代家族とジェンダー・セクシュアリティ
第10章:離婚、ひとり親とステップファミリー
第11章:家族と暴力
第12章:現代家族と家族政策