PISA後の教育をどうとらえるか

久田敏彦 監修/ドイツ教授学研究会 編
共著者:高橋英児/樋口裕介/渡邉眞依子/吉田成章/清永修全/中山あおい/吉田茂孝
本体価格:2300円
ISBN978-4-8429-1618-7
A5判 / 上製 / 210頁 / 2013-11-25発行

PISAショックを受けたドイツと日本。トップダウンの教育改革によって、両国の教育はどのように変えられようとしているのか



OECDによって始められたPISA。2000年調査で3分野低迷の結果に衝撃を受けたのがドイツであった。日本版PISAショックは2003年調査の読解力低下結果が主因であった。その後、ドイツ、日本とも政策主導によって大がかりな教育の改革が進められてきている。PISAショック後の日本とドイツにおけるトップダウンの教育改革によって、両国の教育はどのように変えられようとしているのか。ドイツを通して日本の教育を、日本を通してドイツの教育をとらえ直してこそ、PISA後の教育展開、今後の展望が見えてくる

目次


序章:ポスト「PISA」ショックにおける教育
第1章:現在・未来を生きる子どもに必要な教育とは?
第2章:「スタンダード化」する教育におけるテストの役割と課題
第3章:子どもとともに創る授業
第4章:学校の終日制化で変わる子どもの学習と生活
第5章:「PISAショック」後の芸術教育の行方
第6章:インクルーシブ教育からみたスタンダード化の課題
第7章:PISA以降のドイツの移民と学力向上政策