第3版より2年経過し、この間も、地球温暖化に伴う自然災害の増加、巨大地震の可能性、人口減少時代の到来、格差拡大など政治、経済、社会、自然環境の変化は大きい。保険は知識と情報とアイデアからなる産業といわれる。保険の限界を考慮しようとも、保険の未来への大きな可能性を信じる。「難しいことを易しく、易しいことをより深く」初学者としての読者が批判し考えることができる保険の入門書というコンセプトはそのままに多様な変化に対応して増補改訂
目次
Ⅰ部:保険理論への招待
1章:現代社会における「危険」と保険
2章:保険の仕組みと保険の基本原則
3章:保険の歴史と現代的視点
4章:保険理論の動向とその発展
5章:保険事業と国家による保険政策
6章:保険とその将来展望
Ⅱ部:経済社会と保険経営
1章:保険の経営体と現代的対応
2章:環境変化と経営戦略
3章:保険販売チャネルの現状と課題
4章:損害保険業の収益構造――保険収益を中心として
5章:生命保険業の収益構造
Ⅲ部:リスクマネジメントと保険
1章:リスクマネジメントと保険の関係
2章:損害保険の基礎と現代的課題
3章:生命保険の基礎と現代的課題
Ⅳ部:社会保障の中核としての社会保険
1章:社会保障と社会保険
2章:社会保険の種類とその特徴
3章:少子高齢社会の公的年金
4章:高齢社会における日本の医療保険と介護保険
5章:社会保障・社会保険の将来展望