現実の経済活動では、種々の経済変数が数多く存在し複雑に関連しあっている。そのため経済の全体像を把握することは容易ではない。本書はマクロ経済学が扱う主要課題について、理論的分析とそこから得られる経済政策上の含意について解説することを目指した入門書である。マクロ経済モデルについて、直感的な理解が得られるように図表を用い、さらに経済変数の決定や変数間の関連についてもその過程のロジックを直感的に理解することを重視した説明を試みる
目次
序章:マクロ経済学とは
第1章:マクロ経済活動の水準を測る
第2章:財市場均衡と国民所得の決定
第3章:資産の理論価格
第4章:貨幣市場均衡と利子率の決定
第5章:IS-LM 分析
第6章:総需要総供給分析
第7章:経済成長理論
第8章:国際マクロ経済学