中英語期の多くの作品に共通する特徴は至福や理想への激しい希求である。それが一方ではホイジンガの描く過激で過剰な反応を生みだしもう一方で真摯な希求を描く多くの文学作品を生みだしてきた。そこに描かれた至福や理想への夢や希求は普遍である。それは本書のタイトルにもなったシェリーの詩「星を求むる蛾の想い」の魂の飢餓、魂の希求の痛みを知るすべての者に共通している。中世の作品に魂の飢餓の諸相を考察し彼らの心性について論究した力作。
書誌情報
中英語期の多くの作品に共通する特徴は至福や理想への激しい希求である。それが一方ではホイジンガの描く過激で過剰な反応を生みだしもう一方で真摯な希求を描く多くの文学作品を生みだしてきた。そこに描かれた至福や理想への夢や希求は普遍である。それは本書のタイトルにもなったシェリーの詩「星を求むる蛾の想い」の魂の飢餓、魂の希求の痛みを知るすべての者に共通している。中世の作品に魂の飢餓の諸相を考察し彼らの心性について論究した力作。